私が入院したときにあって良かったもの・必要なかったもの
2016年10月に「大腸憩室炎」で入院しました。
仕事の合間に寄った病院で検査をしたら憩室炎が発覚。そのまま家に帰ることなく10日間を病院の中で過ごすことになりました。
一日二日の入院であれば、何も持たずにそのまま終えることができると思いますが、3日以上病院に滞在するとなるといろいろと必要なものが出てきます。
病院では入院の際に案内書のようなものを用意していて、その中に入院時に用意が必要なもののリストなどが記載されています。が、こちらに記載されているのはほぼ必需品。そのほかにもいろいろと入院時に役立つものがあります。
今回は、私が実際に入院してみて「これはあって良かった」、「これは別に必要なかった」というものをご紹介したいと思います。
これは必需品
恐らく入院の案内書にも書かれているような必需品、最低限過ごすために必要なもの。
前開きのパジャマ
検査などがある場合はお腹がすぐに開けられる衣類が好ましいので、前開きのパジャマが大抵の病院では推奨されています。また、常時点滴を行っていると袖口あたりに点滴のチューブが引っ掛かってしまい気になることがあるので、できるだけ袖口の空いた、7分袖くらいのパジャマが良いと思いました。
私は初日はスーツだったため、病院のレンタルパジャマを借りましたが、2日目以降は市販の上下に分かれたボタン付きのパジャマで過ごしました。
下着
パンツなど。2~3枚は必須になると思います。大きい病院では院内の売店などでも購入可能だと思います。
私はカミさんに洗いモノを持ち帰ってもらって洗濯してもらえたので非常に助かりましたが、長期入院であれば病院で洗濯機を借りて選択するような形になっていたのではないかと思います。
定期的に洗濯が難しい状況であれば多少多めに持っておいてもよいかもしれないです。
ティッシュペーパー
ボックスティッシュを置いておきましょう。テーブルの汚れを拭いたり、ハンドタオルの代わりにもなります。必需品です。
歯ブラシ、歯磨き粉
旅行用のコンパクトなものがあれば十分かと思います。必需品です。
コップ
主に薬を飲む際や歯磨き時に使用することになります。
家にあるもので十分ですが、落として割れてしまうことが無いように、プラスチック樹脂や金属製のものを選んでください。
私は薬を飲むときには購入したペットボトルの水を使っていたのですが、1度だけ直前に水を飲み切ってしまい、その場では水も買いに行けないという状況になり、ナースセンターからコップを借りて薬を飲みました。結局それ以降では使用しませんでしたがどういう状況になるかわからないため、コップはあったほうが良いです。
ハンドタオル
手や顔を拭くためのタオル、手ぬぐい。
バスタオル
シャワーが使えるようになったら必須ですね。
入れ歯容器など
と、病院の案内には書いてありましたが私は入れ歯では無いので不要でした。以外に忘れがちな必需品なんでしょうね。
室内履き
スリッパやサンダルなど、脱ぎ履きがしやすいものが良いと思います。私はホームセンターで買ったクロックス風のサンダルが家にあったので、それを持ってきてもらい履いてました。
普段飲んでいる薬とお薬手帳
普段から飲んでいる薬があれば持っていきましょう。どうしても持ってこれない場合は別途処方してもらえることが多いですが、特殊なものは難しいのかもしれません。
お薬手帳を持っている方はお薬手帳も用意しておきましょう。話がスムーズに進みます。
入院したときにあって良かったもの
ここまでは病院の入院案内にも書かれているもの。以下は今回私が実際に入院してみて、あって良かったと思うものです。
病院に持ち込むものを改めて整理すると、以下の3つに大きく分類できました。
- 病室での時間を過ごすためのもの
- 身だしなみを整えるためのもの
- 何かあったときに役立つもの
それぞれについて解説していきます。
1. 病室での時間を過ごすためのもの
入院中はとにかく時間の使い方に悩みます。多くの病室ではテレビがついていると思いますが、一日中テレビだけを見て過ごすのも大変です。
私は以下を用意しました。
ノート、ペン
普段紙に文字を書くことがほとんどない私ですが、こういう場面で素早く状況を記録することができるのはやっぱり紙とペンでした。
スマートフォンでもメモは可能ですが、いろいろな状況によりスマホを取り出せないこともあるため、紙とペンはベッドサイドに置いておくのがおすすめです。
私は担当医の話や日々の状況を記録するためにキャンパスノートを買いました。自分のための控えだけでなくこのブログを作るのにも役立っています。
タブレット
パソコンがない間はずっとこれでマンガを読んでました。Kindle 専用機です。スマホの容量がなく、画面サイズも小さかったのでしばらくはこれを使っていました。
後日、パソコンを届けてもらってからはほぼ使用しなくなりましたが。時間つぶしには最適でした。
スマホやタブレット、パソコンは病室内での利用が禁止されているケースもあると思いますので、事前に必ず確認しましょう。
充電器
スマホやタブレットの充電器。必要分を用意しておきましょう。病室にはほぼ必ずコンセントがあります。その他の電子機器もそうですが、少なからず電気代が病院側にかかるものですので、事前に断ったうえで利用するようにしましょう。
Bluetoothイヤホン
音楽を聴く際に利用しました。テレビの音声はピンジャックのモノラルイヤホンが必要になると思いますが、こちらはスマホ用です。普段通勤通学で音楽を聴いている方はその時に使うイヤホンなどでよいのではないかと思います。
パソコン
このパソコンを持ち込むことができたのが幸いでした。ネット環境さえあればほぼ自宅と変わらず色々なことができます。ネット接続はスマホのテザリングで行いました。
2. 身だしなみを整えるためのもの
普段生活していると、家にはいろいろな道具がそろっているものですが、他の場所に数日間滞在していると、色々と身だしなみのために必要になってくるものがあります。
ヘアーブラシ
寝癖などの髪のケアに。使い慣れたものが良いですが、大きいとかさばるので小型のものが良いと思います。
髭剃り(電気シェーバー)
カミソリは持ち込みに制限がある場合があるかもしれません。安全性などを踏まえると、電気シェーバーなどであれば問題ないと思いますが、カミソリは使う際に細心の注意が必要です。点滴などで利き手が使えなかったりすると、思いもよらぬところでキケンになることもあります。
つまようじ&糸ようじ
コンビニの割りばしのように爪楊枝が手に入ることはありませんので、持ち込んでおきましょう。私は歯の間にモノが詰まりやすいので爪楊枝の持ち込みは必須でした。食事ができるようになったのは入院から4日目くらいからですが。。。
シャンプー(使い慣れてるもの)
病院内に置かれているものもあるかもしれませんが、私は肌に合わずかぶれてしまいました。入院の時に旅行用のコンパクトなものを持ち込むケースもあるかと思いますが、同様に使い慣れていないものは肌荒れの原因になったりもするので、やはりできるだけ普段から使っているものを用意するのが良いと思います。
2. 何かあったときに役立つもの
そのほかに滞在中に急に必要になったもの、あって良かったものです。
毛抜き
私は髭をそるときにカミソリ負けをしてしまうところがあるため、髭抜き用に使用しました。1~2泊の出張や旅行では必要ないのですが、数日間滞在するときは用意するようにしています。
綿棒
耳かきの代わりやらなにやら、持っておくと何かあったときに使えます。
ユニクロのフリース
病気で入院しているので、空調の変化で寒くなってしまったり不意の体調の悪化で寒気を感じることも少なくありません。
パジャマとは別に保温性の高い薄手の上着があると、重ね着して寝れるので便利です。
私も入院2日目の夜に急に体調を崩してしまい、ナースコールで掛け布団を1枚追加してもらってさらにこのフリースを着て震えながら一晩を過ごしました。
洗濯用洗剤
数日間衣類を着まわすために選択をしなければいけないケースも出てくると思います。これも肌荒れなど、影響ある方もいるかと思いますので、普段使っているものがあればそれを選んで持ち込むようにしましょう。
マウスウォッシュ
リステリンとか、そういうやつです。もちろんブラッシングできるのが良いですが、両手が自由に使えない場合やちゃんと歯磨きできない状況などもあるかもしれないので念のために。
リップクリーム&ワセリン
建物の空調にもよりますが、湿度が低めにコントロールされていると肌が乾燥しがちです。
おまけ
私は持ち込みませんでしたが、病院食は塩分が超控えめなので、食卓塩やマヨネーズなどを持ち込むようなケースもあるみたいです。
この辺りは病状にもよりますが、食事に関してはあまり手を入れないほうが良いとは思います。。。塩分もちゃんとバランスを考えた上のものだと思うので。